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「カーボンポジティブ」とは?概念や取り組む企業、事例を紹介!

カーボンポジティブとは?概念や取り組む企業、事例を紹介!

地球温暖化対策として世界中で様々な取り組みが行われ、日本でも「カーボンニュートラル」や「カーボンポジティブ」という言葉を耳にする機会が多くなりました。

しかし、カーボンポジティブがどのような意味を持つのかあまり詳しくない方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、カーボンポジティブについて、カーボンポジティブの基礎知識や取り組む企業、事例を紹介します。

カーボンポジティブとは?

カーボンポジティブとは?

カーボンポジティブは、カーボンネガティブと同じ意味で使われる環境科学用語です。企業によって使い分けられており、マイクロソフトや花王はカーボンネガティブ、ユニリーバやイケアはカーボンポジティブを用いています。

カーボンポジティブは、「CO2の吸収量が経済活動によって排出されるCO2の排出量を上回る状態」を指し、脱炭素社会の実現に向けて世界全体で取り組まれている活動です。

主に、森林保護や植林、排気ガスの削減、太陽光発電の活用などに取り組んでおり、今後もカーボンポジティブの取り組みは注目を集めることでしょう。

カーボンニュートラルとカーボンポジティブの違いは?

カーボンニュートラルとカーボンポジティブはCO2排出量を減らすという点では一致していますが、違う点もあります。

カーボンポジティブが「CO2の吸収量が経済活動によって排出されるCO2の排出量を上回る状態」なのに対し、カーボンニュートラルは「CO2の排出量を実質ゼロにする」という違いがあります。

排出量を実質ゼロにするというのは、具体的には「CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量から、植林・森林管理などによる吸収量を差し引いて、合計を実質的にゼロにする」ことを意味しています。

つまり、カーボンポジティブはカーボンニュートラルよりもさらに強化された取り組みだといえるでしょう。

カーボンポジティブ宣言する企業が増加している!

近年、世界中でカーボンポジティブ宣言する企業が増加しています。

世界最大の家具量販店「IKEA」は、2030年までにIKEAのバリューチェーン全体で再生可能エネルギー使用率100%にすることを目標に掲げています。

IKEAが実施している取り組みは以下の通りです。

・2009年以降、再生可能エネルギーに25億ユーロ投資
・店舗などの建物で935,000枚以上のソーラーパネルを所有
・14カ国で、施設外に715,000枚のソーラーパネルと547基の風力タービンを所有
・出力可能な再生可能エネルギーの合計電力量1.7ギガワット超
・2015年以降、照明商品全体がLEDベース
・2010年以降、5億2,300万個のLED電球を販売

また、2025年までに小売事業を展開する全ての国でクリーンエネルギーサービスの提供を開始し、誰もがどこででもクリーンエネルギーを利用できるように計画を進めています。

オランダの大手企業「ユニリーバ」もカーボンポジティブに積極的で、2030年までにカーボンポジティブを達成することを目標としており、気候変動へのアクションとして以下のような目標、取り組みを提言しています。

・2039年までに、製品からの温室効果ガス排出量実質ゼロ
・2030年までに、事業活動からの温室効果ガス排出量を実質ゼロ
・2030年までに、製品ライフサイクルから生じる温室効果ガスの負荷を半減
・2030年までに、全ての洗剤および衣料品製品で化石燃料由来のカーボンを再生可能またはリサイクルカーボンに置き換え
・すべての製品のカーボンフットプリントを共有

ユニリーバ全体での目標とは別に、ユニリーバ・ジャパンも独自の取り組みを行っており、ユニリーバ・ジャパンは2015年11月から、国内すべての事業所でグリーン電力証書・グリーン熱証書を利用し、100%再生可能エネルギーを使用しています。

また、自社工場でのエネルギー使用量を減らせるよう、生産の効率化を進めており、排熱の回収・活用や洗浄水の再利用など、資源を有効に活用する取り組みを推進しています。

カーボンポジティブの今後について

カーボンポジティブの今後について

今回の記事では、カーボンポジティブについて、カーボンポジティブの基礎知識や取り組む企業、事例を紹介しました。

カーボンポジティブは、カーボンニュートラルよりもさらに強化された取り組みということもあり、徐々に注目が高まってきています。

カーボンニュートラルやカーボンポジティブなどの脱炭素化に向けた取り組みは、政府や企業が率先して行うものというイメージが強いですが、私たちの日々の生活の中にも貢献できることは少なからずあります。

例えば、太陽光パネルでの発電量が消費電力量を上回っていればそれはカーボンポジティブの状態といえるのです。

脱炭素化に対する意識が強まるにつれ、カーボンポジティブを目指す流れもこれまで以上に強くなるでしょう。

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